鮮度が命!農家から直接、新鮮な野菜を買う方法
農家直送で野菜を買いたいけれど、どうすればいいのか。大阪・千早赤阪村で無農薬栽培をしている農家です。「どうすれば直接野菜を買えるのか」という問い合わせをよくいただくので、農家の目線から買い方をまとめました。
農家直送の最大のメリットは「鮮度」
野菜のおいしさを決める要素は「鮮度」「品種」「栽培方法」の3つです。農家直送の一番の強みは、この中の「鮮度」です。
当園の場合、朝に収穫して、昼に箱詰め、夕方に発送します。お客さんの手元に届くのは翌日か翌々日。収穫から2日以内です。
市場経由の野菜は、市場の集荷時間に合わせて収穫するので、朝集荷なら前日の昼から収穫していることもあります。そこから市場での競り、卸売業者、スーパーへの配送と、最低でも2〜3日、長ければ1週間近くかかることもあります。この差がそのまま鮮度の差になります。
特に「採りたて」で食べてほしい野菜
豆類(エンドウ豆・空豆など)
豆は収穫後から糖分がどんどん失われていきます。採りたては甘くてやわらかいのに、数日経つとまったく別の食べ物のように変わってしまいます。
香り系の葉野菜(春菊・ルッコラなど)
鮮度が落ちるにつれて独特の香りが抜けていきます。採りたての春菊の香りは、スーパーで買うものとは別格です。
とうもろこし
収穫後から糖分がでんぷんに変わっていくため、時間とともに甘さが落ちます。採りたてを茹でると、甘みが全然違います。
お客さんからもらった言葉
農家直送の野菜を初めて受け取ったお客さんから、こんな感想をよくいただきます。
「箱を開けたら、畑の匂いがした」
届いたナスのつやつやした見た目に驚いた、豆の味がスーパーとまったく違う、という声も多いです。
一番うれしかったのは、「子どもの頃に田舎で食べた、裏の畑で採れた野菜のおいしさが、大阪でまた味わえた」という言葉でした。記憶の中にある「本当においしい野菜の味」が蘇ることがあるようです。
農家から直接買う方法
畑に直接行くのはNG?
「畑に野菜を買いに来たい」という問い合わせは今もよくあります。気持ちはうれしいのですが、農家にとってはかなりの負担です。作業の手を止めて対応することになるため、当園ではお断りしています。
直売所を併設している農家であれば直接買いに行けますが、そういった農家は多くはありません。
農家から直接買える場所
インターネット通販(農家直販)
HPを開設している農家はオンラインショップも持っていることが多いです。栽培方法なども公開されているので安心して注文できます。全国の農家から選べる反面、送料はかかります。
道の駅
郊外の道の駅には野菜売り場が併設されていることが多く、地元農家の野菜を購入できます。価格が安めなことが多いですが、郊外まで出向く必要があります。
スーパーの産直コーナー
近隣農家の野菜が集まっています。手軽に買えますが、鮮度はまちまちです。
マルシェ
無農薬・有機野菜を作る農家が出店していることが多く、生産者と直接話しながら買えます。ただし開催日が少なく、希望の農家に会えるとは限りません。
大手の野菜宅配サービスとの違いが気になる方は、別の記事でまとめています。
→野菜宅配と農家直送、何が違うのか
農家直送、始める前に知っておくこと
農家直送がすべての人に合うわけではありません。正直にお伝えします。
向いていない人
野菜の好き嫌いが多い方
農家直送は基本的に「農家おまかせ」です。その日に採れた野菜をお届けするので、特定の野菜を選んだり除外したりすることができません。
有機JAS認証にこだわる方
個人で直送している農家の多くは有機JAS認証を取得していません。認証を取る必要がなく、費用もかかるためです。農家のHPやSNSの発信を見て判断していただくしかありません。有機JAS表示のある野菜でないと不安という方は、スーパーやネット通販で認証済みの野菜を選ぶ方が合っています。
向いている人
料理好きで、珍しい野菜に挑戦したい方
農家直送にはスーパーではあまり見かけない野菜が届くことがあります。ヤーコン、コールラビ、各種ハーブ類など。使い慣れない野菜との出会いを楽しめる方に向いています。
季節の移ろいを野菜で感じたい方
きゅうりが届き始めたら夏の始まり、大根が来ればそろそろ冬。そういう感覚を楽しめる方には、農家直送は季節のカレンダーになります。
続けるうちに「なんでも来い」になれる方
始めた頃は使い慣れない野菜に戸惑うことがあります。でも続けているうちに「どんな野菜が来ても料理できるようになった」という方は多いです。そうなると、届くたびに「今週は何が来るかな」という楽しみに変わっていきます。
まとめ
農家から直接野菜を買う方法は、道の駅・マルシェ・産直コーナー・農家直送とさまざまです。自分で選ぶ楽しさなら道の駅やマルシェ、鮮度と旬を丸ごと受け取りたいなら農家直送。どれが良い悪いではなく、自分のライフスタイルに合う方法を選んで下さい。