人参の種取り

先週は、玉ねぎを植えるのと同時に、人参の種取り用に母本選抜を行いました。
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こんな感じで、大量に抜きます。
そして大きさがわかるように順番に並べてみて、
真ん中位の大きさでよさげな人参を選んでいきます。
ここで、肩の張り方、根っこの先のとんがり具合、草勢の強さ等を判断します。
これらを見ることで、栄養成長型か生殖成長型等の今後の性質を決めていくことができます。
今回は、難しいことは抜きにしてとりあえず太りの良さを優先して選びました。
そして、選んだ株を再度、埋めていきます
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母本の本数が少ないと近交弱勢を起こし、草勢が弱ってくるらしいので、最低の本数の20本を母本としました。
ホントはもっと多く母本を取りたいところですが、畑の有効利用を考えて、最低限の数にしました。
埋め戻し後の様子です。
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後は、上手く越冬することを祈って、来年に花が咲くのを待つだけです。
種を未来に繋いでいくことも、農家の仕事の一つだと思います。
栽培技術はもちろんですが、種取りの技術も向上さしていきたいです。