有機農法や自然農法だから化学的じゃ無い!ということでは無いです。

昨日は”エコファーマー近畿ブロック研究会 in 兵庫”たるのものに行って来ました。
どういうものかというと土壌分析土壌診断による土作りの講演会です。
有機農法自然農法だから化学的な農法じゃ無いという事ではありません。
あまり良い土の状態じゃなくても農薬や化学肥料を使うと作物はある程度は
育つと思ってます。
ホント、作物を誤魔化しながらというか生育が悪ければ特効薬的な農薬、化学肥料を
使えるのであまり土作りなど気にし無くても大丈夫な部分がおおくあります。
有機農法、自然農法では「土作り」や「育土」が重要だといわれます。
いい土だと作物の生育が悪くとも土が助けてくれます。
長く無農薬、無化学肥料で栽培してる方に話を聞くと
土が玄人になる
なんて表現します。かっこいい言い方ですね!
また、作物を作るのではなく土を作るのが重要だともいわれてます。
土が出来てくれば作物も自然にできてくるというか、上手く説明は出来ないのですが
「土つくり」や「育土」が大切なんです。
土を育てていく為には、土の状態を知らなければいけません。
ではその土の状態をどうやって知るかというと
植物の生育を観察
雑草の植生から判断(土が痩せてるときの雑草と肥えてるときの雑草は種類が違ってきます。)
化学分析による土壌診断
などがあります。
今回はその化学分析による土壌診断の勉強に行って来ました。
昨年、農業研修を受けた「自然農法センター」での講義の中で
あるていど勉強していたので特に目新しい知識などは聞けなかったのですが
参加者と話をした中で思ったのは
無農薬・無化学肥料で栽培をしていくなかで、説得力のある方法かなと思いました。
植物の生育が良いから大丈夫、など経験や勘による説明ではなかなか説明が
難しい事も、数値で表現できれば説明はしやすくなるのかなと思いました。
でも、数値に直せないことも自然界には多くあると思います。
経験や勘を用いつつ化学分析なのでその裏付けを取っていくような
両方使える事のできる農家になっていきたいです。